どうもFly.man.T.Tです。
実は今年の9月23~27日まで北海道遠征をしておりました。
もちろん朝から晩まで釣り三昧です。
私の実家の島根近辺のフラマンの方々にご一緒させていただき北海道にてフライフィッシングを楽しんできました。
感想を一言で表すのは難しいですが、とにかく懐の深い渓と森に圧倒されっぱなしの釣行でした。
写真もあげつつその一部を紹介いたします。
私は岩手に住んでいるので、お隣の八戸港まで車を走らせ車ごとフェリーに乗せて苫小牧港に降り立ちました。岡山のフライマンの方は舞鶴から小樽にこれも車で(岡山から北海道まで相当な距離です・・・)いらっしゃいました。しかもこの方、御年70歳。そして地元にあるフライショップの店長さんと、広島のフライマンの方と私。計4人での遠征です。
店長さんと広島のフライマンの方は帯広空港着だったのでそこで皆さんと合流。
ちなみにこの中に元自衛官の方がいらっしゃって、今回の釣行をタイトル通りの命名。
まずは初日のキャンプ場につき、近くの小川でさっそく釣ることに。キャンプ場の隣ということもあり、渋かったですがなんとかニジマスをつりました。この日以来毎晩各地のキャンプ場を転々とし、毎日三昧に明け暮れました。
そして二日目から本格的に釣り開始。この日は札内川に行きました。本州にはないスケールの川に驚きました。さすが水質日本一の札内川。完全なクリアウォーターで7~10mもある淵の底まで見えるほどでした。
そして様々なところをつり歩き、各地で様々釣りました。最終の2日間は、北海道上川町にあるキャンプ場にてお世話になりました。上川町は言わずと知れた、スキージャンプの高梨サラの生まれ故郷です。そしてこの釣行で一番期待していた、ポンテシオダムへ。ちなみに「ポン」とはアイヌ語で”最上流”を意味する言葉のようです。テシオはこれまた有名な天塩川のことですね。ねらいは朝夕のマズメ時のライズ取りです。
そして6時前に到着するとさっそくポイントへ。朝はちらほらライズがあるもののなかなかかけることができず・・・岡山の方が良型のニジマスをキャッチするにとどまりました。そして日中は遮るものがないダムのバックウォーターでは爆風。夕方のライズはダメかとあきらめていると・・・16時まで黙って待ちなさいとの、長老からの命令。あまりに釣りにならず昼寝をして待っていると、定刻の16時に。本当にその言葉通り16時をすぎるとぴたりと風がやみ一気に静寂へ。ユスリカもハッチし始めていい感じになってきました。
するとついに待ったライズが・・・ポコッと吸い込むようなライズを一匹が行うと連鎖反応のように次から次へと始まりました。
これがポンテシオ名物のイブニングライズのようです・・・
バックウォーターとダムのブレイクラインに列をなして、何十メートルものライズの列が完成していきます。言わずもがなですが、私が見たライズの規模としてはずば抜けていました。
これだけの数がいればと早速フライを流し込みますが、一筋縄ではいかないものです。そして私のフライをしっかりと見切り、その10㎝となりで良型がライズする始末です。フックサイズを落とし、ティペットも変えて、CDCも契り、ドライフライが目視できるかどうかと言うまできたころに、ついにきました。
良型がライズした1m上流に#18のCDCピューパを流し込んだ瞬間、フライが一瞬で吸い込まれ手元にまでガツンと手ごたえが伝わってきました。さすが北海道のネイティブトラウト、なかなか簡単には寄ってこず時間をかけて丁寧にランディング。
<コンディションも抜群の47㎝>
そして最終日。この日は帰路の都合上、午前だけの釣りになりまだ釣っていなかったオショロコマを釣りに安足間川へ。
オショロコマとは日本でも北海道の渓流の最上流部のみに生息するイワナの亜種です。
なんと表現していいかわからないほどきれいでした。
そしてエルクヘアカディスにてあっさりと釣れました。
<オショロコマ>
こうして私の北方機動演習は終わりました。なんとも夢のような時間を過ごしました。ぜひまた来年も出かけたいと思っています。
ちなみに私の行った9月末は、北海道では夏から秋への季節の変わり目ということもあり、天候も不安定で虫のハッチをとっても非常に難しい季節だったようです。実際に秋のビックカディスのパタンを想定していきましたが大外れでした。ユスリカや、メイフライのいずれも#16以下という難しい状況でした。次回はぜひ秋に大物を釣りに行ってみたいです。
以上でした。
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